◆ 2011年全国学生俳句大会 日航財団賞 



朝顔

あさがおに水やりしたらすぐのんだ

愛媛県 小学一年 まきの みゆう

【評】水をもらえないと草花はぐにゃっとしてしまいます。水をあげると花も葉もぴんとして勢いがよくなります。「すぐのんだ」で朝顔のうれしそうな様子が見えるようです。



お月さまわたしの家へごあんない

千葉県 小学二年 ふな山 もも


【評】すすきや団子を供えてお月さまが出るのをまっています。すると山の端から大きなお月さまが出来てきました。お供えをしているわたしのうちを見てほしい、おもわず「ご案内」と言ってしまいました。



月見
校舎

新校しゃ木のにおいがねすごいんだ

長野県 小学三年 丸山 いより


【評】木の校舎がすこしずつ復活しているようです。木の校舎は、健康によかったり、友達と仲良くできたり、いいことが多いようです。この句の作者も友達と木の校舎を楽しんでいるようです。「すごいんだ」で木のにおいがよく伝わってきます。



夏休み先生何しているのかな

高知県 小学四年 池田 珠々


【評】生徒は宿題がいっぱいあるけど、先生は宿題がなくていいなあ、と思う子もいれば、先生に会えないので何してるのかなと思う子もいます。夏休みでも先生は授業の準備とか研修とかで忙しいようです。よく遊びよく勉強して生徒も新学期に備えましょう。



夏休み
台風

台風のおおきなくしゃみ木が折れる

愛知県 小学五年 中神 唯斗


【評】台風のとき、急に風が強くなったときに木の枝が折れるんですね。「おおきなくしゃみ」によく気がつきました。



うちの猫前世はもしやなまけもの

千葉道 小学六年 小林 みみ子


【評】猫っていつ見ても寝ているようです。夏は木陰で、冬はこたつで。働くことがあるのかなっと思ってしまいます。それだけ見ているとたしかにナマケモノだったかもしれませんね。ユーモラスな楽しい句です。



ねこ
くり

いがぐりや私も同じ2人部屋

愛媛県 小学六年 岡本 詩那


【評】いがぐりの中に栗の実が二つ並んで入っていました。ちょうど妹と二人の私の部屋のようです。栗の実に親近感を感じています。



部活動日焼けのあとが勝つ自信

青森県 中学一年 最上 和哉


【評】試合が近づいてきて、勝てるかどうか気になります。でもこんなに日焼けするほど練習したのですから、きっと勝てます。それだけ練習したことを信じましょう。



部活
りんご

赤りんごかじるとほんのり甘い嘘

沖縄県 高校一年 積 レイラ

【評】赤りんごに甘い嘘があったのです。赤りんごは素敵な女の上級生でしょうか。高校生のみずみずしい恋心です。