2.国の概要

(1)世界最北の首都レイキャビックに4泊したが、緯度の割に寒くなく、0度前後の気温だった。海流の影響らしい。一日の天候の変化が激しい。今晴れていたと思ったら、急に雪が降る、すると次には小雨に変わり、曇りに変わる。あらゆる天候が1日で経験できる。道を歩く人は傘をまったく差さない。少々の雨は差さないで歩く。傘を使うのは、かなりの大雨の時のように思えた。

(2)グリニッジ標準時と同じなので日の出が恐ろしく遅い。大体9時ごろ。日照時間は今(2月)で9時から6時半頃まで。朝食をとる7時半から8時ごろは外は真っ暗だ。

(3)家屋は質素だが屋根、壁の色がカラフルできれい。治安は良い。国会議事堂、大統領官邸などは、あまりに小さくて、これが国家を代表する建物なのかと思ってしまった。守衛もいない。ミニ国家らしい。しかし、それなりに貫禄は感じられた。


(国会議事堂) (大統領官邸)

(4)経済破綻で国家壊滅の危機と聞いていたが、庶民の表情、町の印象からはそのような状態は感じられなかった。ただ物価水準は高いと思った。現地通貨はクローネで、現在1クローネ=0.8円だが1年前は1クローネ=約2円であった。相当クローネ安が進んだと言えるが現在でさえやや高いと思うのに、2円時代の円換算額は恐ろしく高いものだったと想像した。やっと適正レートになったと言う感じである。これは、ユーロ、ポンドにもいえることであり、ユーロ、ポンドが円に比較して過大評価されていたと思う。アイスランドでは、外食費(レストランの価格)が特に高いと言う印象を受けた。まずいものは食べたくないなら食事代はかさむと言うことを、ある程度了解して行ったほうが良い。

(5)アイスランド語は、約AD700年にバイキングが住みついた頃から話されている言語がそのまま使われている。古代ゲルマン語が古語のままで使われている国は、他のヨーロッパ諸国に類を見ない。面白いのは、表示のアルファベットにひげをつける文字があり、ベトナム文字に似ていると思った。

(6)このほか挙げておきたいのは、アイスランド人は、平均寿命が高い。最新のデータでは、男性は世界一、女性は世界第5位である。魚中心の食事も影響しているのだろうか。(続)



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