5.ゴールデンサークルツアー

レイキャビックから1日の日帰りで行けるゴールデンサークルと言われる観光スポットがある。アイスランド観光の目玉とも言うべきもので、我々は日帰りツアーに参加した。このツアーには3つの主なポイントがある。(1)グドルフォスという大滝(2)ゲイシールという間欠泉、(3)ギャレウという地球の割れ目、である。いずれも筆舌に尽くしがたい壮大なものであった。

(1)グドルフォスの滝
レイキャビックを離れてゴールデンサークルに向かいしばらくすると雪景色になる。レイキャビックは雪は積もっていなかった。比較的温暖なのだろう。全人口30万人のうち10万人がレイキャビックに住むのも気候上の理由があるのかもしれない。バスで約1時間半、グドルフォスの滝に着いた。全長2.5km、高さ32mの壮大な滝で雪景色の中で轟々と音をたてて、すさまじい水量であった。その水量の多さに英国企業が水力発電所の建設を計画したが、付近に住む少女が中心となって反対運動を起こし最終的には建設が中止された。自然のままの姿をさらしている。雪が溶ける春の滝もさぞ見ごたえがあろうと思った。


(グドルフォスの滝) (グドルフォスの滝)

(2)ゲイシールの間欠泉
地下水が地熱を受け、地殻を通って無数の泡となって地上に湧き上がっている。蒸気圧が水圧を超えるとボコボコと音を立てながら突然ものすごい勢いで上に吹き出す。ゲイシールにはストロッククールという間欠泉があり、数分おきに熱湯が10~20mの高さで噴き上がる。観光客はカメラを持って待ち構えている。ここでは、いたるところで温泉が湧き出ており、静かな湯面でそのまま露天風呂になりそうなものもあった。


(ストロッククールの間欠泉) (温泉)

ゲイシールの間欠泉を見て、もしこれが日本なら露天風呂にして楽しむのだが、と思った。温泉事業を起こせる場所はたくさんありそうだが、温水プールにすることは考えるが日本式の温泉の発想はないようだ。

(3)地球の割れ目
ギャレウ(地球の割れ目)は、シングヴェトリル国立公園内にある。「シングヴェトリル=議会平原」と呼ばれるこの地は、2008年アイスランドで2番目の世界遺産に登録されている。930年入植したバイキングが世界初の議会を開き憲法を制定した場所である。ここには、大西洋中央海嶺が走っており、北アメリカプレートとユーラシアプレートがぶつかり割れ目となっている。地上でプレートが別れた様が見られる貴重な場所で、ゴールデンサークルツアーの目玉となっている。 (続)


(地球の割れ目) (シングヴェトリル=議会平原)


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