アメリカ留学記:ダンス学科に飛込んで


え?! 友人と7年ぶり再会!

 オーディションの翌日、ニューヨーク・マンハッタンに向かった。マンハッタンには友人が何人か居り、また個人的に好きな街なので観光がてら10日ほど滞在した。その最終日のことである。都心から外れたある通りを足早にbody work(身体のメンテナンスのための様々なエクササイズのことを広く全般に言う:ヨガ、ピラテスなども含む)のレッスンに向かっていた私は、どこかで見たことのあるアジア人のカップルとすれ違った。もしかしてと思いおそるおそる彼女の名前を呼んだが振り返らないので、間違えたのかと恥ずかしい気持ちになったが、風の便りで「彼女はアメリカに居る」と聞いていたこともあり、数回名前を呼んだ後に「アリエルだよ!」と叫んだ。その言葉を聞いて、彼女が駆け寄ってきた。今思えばかなりの強引さであるが、私の中に彼女が友人アキである、という確信があったのだろう。感動の再会である。彼女は初め、私だと認識できなかったそうだ。確かに髪形なども変わり、また都心から外れた道だったので、まさかここで出会うとは思いもよらなかったのだろう。その後、お互いの近況とここに来た経緯を手短に話し、さらに驚いた。彼女は結婚して、なんと私の大学がある町から1時間ほど(アメリカでは通勤圏内)の所に住んでいると言う。またその日は、ニューヨークのホテル滞在を一日延長したが、その仕事がキャンセルになりちょうどホテルを出たところだったそうだ。一方の私は碁盤の目でない道のせいか迷って地図を片手に歩いていたところだった。あまりの偶然に(必然なのだろうか)お互いに驚きの連続だったが、連絡先を交換し、私が合格できてアメリカに来たときに「また会おう」、と別れた。



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