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日本航空が保有するボーイング747-400 型機 2 機、ボーイング777型機 3 機、および宇宙航空研究開発機構 (JAXA) のビーチクラフト65型機(参考)に新たに開発された大気観測装置が搭載されます。
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| <ボーイング 747-400> | <ボーイング 777> | <ビーチクラフト 65>(参考) |
| 日本航空が保有する JA8917 および JA8921 の貨物室内に ASE と CME が搭載されます。 | 日本航空が保有する JA703J, JA705J および JA707J 機の貨物室内に CME が搭載されます。 | JAXA の飛行試験機 JA5111 の客室内に CME が搭載されます。 |
注:JAxxxxは各航空機に与えられた登録番号を表します。
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ボーイング747-400は、1980年代後半に設計・開発され、日本航空では、ボーイング747在来型機の後継機種として1990年より導入された航空機です。 両主翼端のウィングレットと呼ばれる部分を除き、機体の外観はさほど在来型機と変わりませんが、パイロット2名編成となった操縦室内を含め、各所に最先端のアビオニクス(航空電子)技術が取り入れられています。 ボーイング747-400には、国際線と国内線仕様の旅客機および貨物専用機がありますが、大気観測装置が搭載されるのは、国際線仕様の機体です。 |
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| 図1.747-400型機への CME と ASE の設置 | |
図1は747-400 型機への各装置 (ASE, CME) と関連部品 (ASE用ポンプ) の搭載状況を示したものです。 ASE と CME は前方貨物室内の後方にある4つの水タンクの両脇に設置されています。
空気サンプルは、航空機内のエアコンダクト(空調用の配管 : 図1.右上の空気採取口-客室床下部)から採取され、金属配管を通って各装置内に引き込まれます。 観測する大気は、航空機エンジンの入り口から吸い込まれ、コンプレッサーで圧縮加熱された後、エアコン装置により適温・適圧に制御され、エアコンダクトに供給されたものです。747-400型機初号機 (JA8917) に装置を搭載するための機体改造は、2005年10月に開始され、地上試験、飛行試験等の必要とされる検査を受検後、FAA (米国連邦航空局)および JACB (国土交通省航空局) から承認が得られました。 この機材は、その後、ラインに投入され、試験観測が開始されました。
2006年2月には、747-400型機の2機目となる JA8921 の機材改造が完了し、直後より試験観測が開始されました。
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ボーイング777型機は、1990年代後半に、双発(エンジンが2基)の長距離航空機として開発された機種で、それまでの3発、4発エンジン機と比較し、燃料消費量を含め極めて優れた経済性を有しており、747-400型機で用いられた技術を更に進展させた最新鋭機種です。 ボーイング777型機にも、国際線、国内線を含め様々な仕様がありますが、大気観測装置が搭載されるのは、国際線仕様の777-200ERと呼ばれる機材です。 |
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| 図2.777-200ER型機への CME の設置 | |
図2は777-200ER 型機への装置 (CME) の搭載状況を示したものです。
CMEは、前方貨物室のドア後方の外板と内張りとの間に取り付けられています。空気サンプルは、747-400型機と同様、同貨物室内の後方にあるエアコンダクトから採取し、金属配管を通ってCME内に引き込まれます。
777型機初号機 (JA705J) への装置搭載に関わる機体改造は2006年3月に行われ、日米航空当局からの承認が得られました。 その後、残り2機 (JA703J, JA707J) の機体改造についても、2006年11月に完了し、観測が開始されました。
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ビーチクラフト65型機は、高高度を飛行するボーイング747-400や777と異なり、与圧がされていないため、CMEに内蔵されているポンプ以外に、外部補助ポンプを取り付け、空気の取り込みを補っています。
サンプル空気は、機体上部に取り付けられている空気取り入れ口から外気を直接取り込み、補助ポンプを介してCMEに送り込まれます。
ビーチクラフト65型機は、2005年2月にCME搭載のための改修を行い、2005年2月21日に国土交通省航空局の修理改造検査に合格しました。 その後月約2回のペースで、主に相模湾上空の CO2 濃度の観測を行っています。
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