| 日本政府はビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の名の下に、外国人旅行者訪日促進運動を行っています。 数字目標として2010年まで1,000万人の訪日外人を得ることです。因みにCY2006年では約733万人の実績を数えています。
 
 日航財団は日本政府が重点市場として指定した地域12カ国中、毎年7カ国から夏季留学生を受け入れ、同3カ国より大学生の企業研修生を1年単位で受け入れています。
 当財団として上記促進運動に呼応しつつ、ツーリズム研究の一環として、これら留学生あるいは研修生の目を通して「日本の観光資源」を調査、紹介しています。
 (隅田 信、花岡晶子)
 
 第三回目として、訪ねて来た母国の友人に、「三鷹の森ジブリ美術館」に案内するという想定での視察でした。 中韓豪3名( Ms. Ying 
            Sun. Ms. Areum Yoon , Mr. Gregory Brown)の研修生はジブリの美術館の中に日本の何を見つけたでしょうか?
 日本政府はビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の名
 日時:2007年4月26日(木)11:30-18:30 (実質所要時間6時間)
 天候:晴れ
 場所:三鷹の森ジブリ美術館
 ルート:
 JR三鷹駅 → ジブリの森美術館 → 都立井の頭恩賜公園 → 吉祥寺駅界隈 (徒歩)
 
 
 ジブリの森美術館から見た日本 ユン・アルム  今回は中国、オーストラリアの研修生の提案により、ジブリ美術館に行くことにした。世界的に有名な日本のアニメーションの中でも特別ともいえる宮崎駿監督の映画。その映画の世界の主人公になった気分を味わうことが出来る。ファンにとっては正に天国のようなところがジブリ美術館だ。確かに宮崎駿監督の映画は人々の心に暖かいメッセージを伝える素晴らしい作品だと思うが、ジブリ美術館を楽しめるかどうか正直、少し疑問もあった。しかしジブリ美術館のホームページに載っている宮崎駿監督が書いた文章の中に「ジブリファンだけがよろこぶ場所にはしたくない」というフレーズがあったので、彼の言葉を信じて当日を楽しみにしていた。 
 
  ジブリ美術館のある三鷹駅に降りた瞬間から、ジブリへの道は始まっていた。駅の前で人を待っているジブリ美術館行きの猫バスは子供だったらはしゃぎたくなるような可愛い形をしていた。そして美術館まで歩いていく道には「美術館まであと00メートル」というトトロの案内板が私達を迎えてくれた。
 美術館までの途中、山本有三記念館があったので立ち寄ることにした。山本有三は1965年に文化勲章を受賞した日本の有名な小説家だ。記念館は彼が活動していた大正末から昭和初期の家の造りがそのまま残っていた。こういう家はテレビのドラマでしか見たことがないので、実際中に入ってみることが出来て面白かった。当時使っていた物なども展示されていて、まるでドラマのセットにいる気がした。  記念館を後にして10分くらい歩き、本来の目的地であるジブリ美術館に着いた。事前に購入した入場券を出すと、ジブリ映画のフィルムで作られたチケットを渡された。美術館内の小さな映画館で上映される15分くらいの短編映画を見るためのものであった。普通のチケットより面白さがあり、ファンにとっては自分が見た映画のワンシーンがフィルムで保存できる嬉しいサービスであった。美術館は車椅子を使う人も見やすいように作られており、建物全体は体が不自由な人も十分に楽しめるようになっていた。美術館の工夫や小さな気配りはここで終わらなかった。 
 最初に入ったところでは初期のアニメーションがどうやって作られていたのかを分かりやすく説明していた。ただ長く書いている文書を読んで勉強するものではなく、自分が物を回して、絵を動かすことを観察しながら、直接体験を通じてその過程を学べるシステムだった。昔の道具などで実際簡単なアニメーションを上映していた。ここが他の美術館と大きく違ったのは、このように展示された物のほとんどに自由に触れたり、体験できたりするところだった。「近付かないで下さい」、「触らないで下さい」を当然のように思っていたので、最初は本当に触っていいのか戸惑うくらいだった。しかしどこの展示室に行っても、自分で直接物に触ったり、動かしたりすることが当たり前だった。
 
 
  そして美術館は小さいところまで繊細に作られていた。「映画が生まれる部屋」と名づけられた展示室がまさにそうだった。まるで宮崎監督の映画に出てきそうな珍しい小物やアニメーションのイラストなどが部屋を埋めていた。星空のスケッチや終わりのないような草原の写真、可愛い紅茶のセットやガラス球は創作にぴったりな環境を作っていた。なぜ彼の映画が人々の心に感動を与えるのか少し分かる気がした。 
  館内を回った後、15分くらいのオリジナル短編アニメーションが上映される美術館内の小さな映画館に行った。小さな映画館の中の天井や壁には可愛らしい絵が描かれていて、映写室も普通とは違う電車の形をしていた。16分間上映された短編アニメーションのタイトルは「星を買った日」。物語の背景や人物の性格などはわかりにくいところがあったが、映画が進んでいくうちに私もアニメーションの世界に入っているような気がした。時間の流れに逆らって空想の世界「イバラード」で暮らしている少年ノナが星を育てる話だった。子供は綺麗で不思議な映像に引かれながら楽しめる、そして大人が観ても何かを考えさせる映画だった。 
 
  ジブリ美術館は日本のアニメーションのレベルとビジネススキルを上手く生かしたいい例だと思った。そしてただお金を設けるために作ったのではなく、訪れる一人一人が払ったお金以上に楽しめることが出来るところだと思った。ジブリの映画をあまり観ていない私でも一時間くらいは夢中で館内を回りながら楽しんでいた。そして美術館の展示物や上映される映画はいつ遊びに行っても飽きないように随時変更していた。美術館側のこういった斬新なアイデアに感心した。来ている人の年齢層は子供だけではなく、大人もそして観光客と見られる外国人も少なくなかった。日本のアニメーションが世界で影響力を持っていることを、そしてそれは日本の努力によって成り立っているということを実感した一日だった。周りのアニメーションが好きな人や、日本のアニメーション関連事業に興味のある人にぜひ薦めたいと思った。 
 
  美術館を後にした私達は井の頭公園を通って吉祥寺に向かった。緑がとても綺麗な公園だった。大きな湖には二人でボートを漕いでいるカップルの姿もみえた。そして公園を出て、日本の若者達が住みたい場所No.1だという吉祥寺の繁華街に着いた。面白い雑貨屋さんやオシャレなカフェ、安くて美味しそうなお店が一杯で確かに住みやすい感じがした。私達が休憩したカフェの窓側には井の頭公園の緑が見える眺めのいい席が、奥の方には落ち着いた雰囲気のテーブル席が用意されていた。店内には一人でお茶をしながら本を読んでいる人も多かった。東京の中心部とは違う、吉祥寺ならではのオシャレが街全体に溢れていた。 
  吉祥寺やジブリの美術館がある三鷹は東京の中心部から遠いというイメージがあったが、新宿から三鷹駅までは20分しかかからなかった。もちろん山手線内の他の観光スポットよりは距離的に遠いかも知れないが、その分電車に乗った時の外の風景もぐるっと変わるので電車に乗っている時も楽しかった。高級感溢れる銀座や青山も、若者で賑わう渋谷や原宿もいいが、手頃な値段でオシャレを楽しみたい時は吉祥寺まで足を運んでみるのもいいと思った。 以上
 
 
 
 ジブリの森美術館中に日本の何を見つけたか?
 ソン・エイ
 
 
  アニメは、日本の文化のひとつとして、世界への影響力を無視することはできない。私たちは小さい頃から、日本のアニメに馴染んでいた。そして、それを見ながら日本文化を少しずつ理解するようになってきた。「一休さん」「花の子ルンルン」「ドラえもん」「スラムダンク」「ちびまる子ちゃん」から「クラウ」「風の谷のナウシカ」まで、年齢と共にアニメの面白さだけを楽しんでいた時代から、社会問題や裏に潜んでいるいろいろなことがらを思考するようになってきた。 以前ちょっとしたきっかけで、三鷹のジブリの森美術館を知ることが出来た。今回は外国人研修生によるツーリズム研究の一環で4月26日、初めてその童話に出てくるようなところを訪ねることができた。
 
 
  三鷹駅から、玉川上水に沿いって、街路樹が沢山植えてある「風の散歩道」を歩いた。「となりのトトロ」の中に出てきた可愛い猫バスで、直接行けることもできたが、昼食の後だったこともあり、散歩がてら歩いた。道路沿いに、そのキャラクターをつけてある標識が見られた。少しずつジブリの雰囲気が感じられてきた。通りは、整い、静かで、新宿や原宿のようなざわめきから離れたところだ。ニ列になって、先生が連れている小学生達を見るのも久しぶりのことだった。行く途中、山本有三記念館に立ち寄った。溢れる緑に囲まれた近代ヨーロッパ風の建築が目に入ってきた。中に入ると、和風と西洋建風の部屋があった。部屋の細部から家具まで、精巧な美術品のようだ。ユニークなマントルピースがあり、外庭の眺めがよく見え、ゆったりと寛げるリビングルームを見ると、このお宅の持ち主はどのような生活を送っているだろうかと考えた。山本有三の使ったものと著作も展示されていた。ビジュアルの音声解説機があった。ゆっくり彼の生涯を聞く時間があったらと思った。 
 
  記念館から出て、トトロのマークに沿って歩くと美術館に辿り着いた。美術館は、地上二階と地下一階の三階建ての建築物で、井の頭恩賜公園の青々と茂っている木々の中にある。森の中へ冒険しに行くような感じがした。建物はヨーロッパ風のお城に似ている。壁は外も内も柔らかい色に塗られていて、壁にはどこかの教会にあるようなステンドグラスがはまってあり、太陽の光が虹色になって館内の床を照らしていた。夢幻の童話世界のようだ。変化に富んだ部屋と部屋が繋がっており、地下からは地上2階まで繋がっている螺旋階段があった。それは鉄枠で囲われていたので、まるで大きな鳥篭のようでもあった。庭に植えてある草花、細かいところに設計者のオリジナリティとこだわりがあるように思えた。特に、2階のバルコニーでは、気を配らなかったら発見できないものがあった。ジブリの映画によく出てくる猫の人形が窓側に立っていて、思わず、「猫の恩返し」或いは、「耳を澄ませば」に出てきた猫の姿が頭に浮かんできた。伯爵の服を着ていて、カーテンをバックにして、まるでこのアニメのお城の主人として、ここに見物しに来る人々を静かに見守っているみたいだ。思いがけない光景だ。 
 
  普通の美術館と違うところはいくつもある。まず、小さいが、展示された物はジブリ映画の様に多種多様である。閲覧室で時間さえあれば色々な漫画が読める。映画を作る過程を分かりやすいように、下書きやスケッチなどが小部屋の壁に隙間なく貼られてある。創作者にインスピレーションを与えた雑貨等も随所におかれている。一枚一枚のイラストをみると映画のシーンが生き生きと甦って来る。薄い色で描かれ、無限の連想をくれた絵をみると、長い間使ったことのない絵筆を探し出して、何でもいいから描きたいという意欲が出てきた。美術館は、ただ訪問者に芸術品を展示ところだけでなく、美しいものへの共鳴を呼び起こし、精神を豊かにするところであると思う。 この美術館では、子供も大人も、各自の楽しさを見つけられる。年齢を問わず、誰でも楽しんでいることができるもう一つの理由は、静と動を上手く組み合わせたことだと思う。画がどういう風に動くのか、中の人物はどのようにぴょんぴょん跳ね回り幕に写しだされるのかを、自分が操作することによって早くわかるようになっていた。特に、地下一階の展覧室には、錯覚を利用して動くキャラクターがあった。非常に不思議だと思った。地下では短編映画も見られるし、幼児達は大きいぬいぐるみの猫バスにも入って、マックロクロスケと一緒に遊べる。笑い声があちこちに溢れている。だから、この美術館は子供達の楽園とも言えるだろう。
 
  宮崎駿が監督したアニメは美しい画面と、感動を深めるメロディー、人々の心を打って深く考えさせるストーリーが世界で好かれているのだろう。だから宮崎駿は2005年にはヴェネチア国際映画祭において栄誉金獅子賞を受賞したのだろう。 今回の訪問で、「この美術館に日本の何を見つけたか」を考えると、アニメの物語、人物の名前や、美術館の建築の風格からみれば、日本文化は外来文化を最大限吸収しているように思える。外来文化を改造した後で、ちゃんと自分の物に変えて利用することは素晴らしいことと。美しい映像を通して世の中の真善美を求めるところはどの国の人でも共感される。
 
 
  美術館を訪問した後で、井の頭恩賜公園を通って、吉祥寺駅の周辺を回ってきた。公園は広く、きれいで、緑の溢れるところだった。澄んだ空気を吸い込むと、気分がとてもすっきりした。吉祥寺駅周辺は主に南北二つに分かれている。南口より北口がもっと賑やかで、大きいデパートが集まっている。同じようなデパートはどこにもあるので、小店の方が面白いと思う。雑貨が多くて、どれから見ていいかまごつくほどだった。ハーモニカ横丁は、スナックを食べるところが多くて、吉祥寺で唯一戦後の面影を残す一帯だそうだ。ちょっと暗く、初めて来る人なら、探しにくいと思う。南口の井の頭恩賜公園へと続く通りにあるアイスクリーム屋さんで、ちょっとだけ休憩した。猫達もそこで気持ちよく寝ていた。カシスアイスの美味しさで疲れもたちまち吹き飛んだ。 最後に成田空港所で業務研修していた時に、同じ年の日本人スタッフがこの美術館のことを教えてくれた。今回の訪問で、アニメが好きな友達、特に宮崎駿が好きな友達にも紹介したくなった。両親にも話した。機会があれば、この美術館と吉祥寺駅周辺を一緒に見に行きたいと言ってくれた。
 以上
 
 
 「三鷹の森 ジブリ美術館」&吉祥寺
 グレゴリー・ブラウン
 
 
  4月26日に東京の三鷹と吉祥寺を訪問した。 
              主目的地のジブリ美術館を見学した前後に、三鷹と吉祥寺の町並みと井の頭恩賜公園を見物した。このレポートでは、今回のテーマである「ジブリ美術館の中に日本の何を見つけたか」及び、訪問した他の場所についての意見や印象を述べたいと思う。 
              又、財団のツーリズム研究に役立つよう、訪れた場所等がオーストラリア人観光客にとって魅力的かどうかも併せて検討する。  「ジブリ美術館までの道筋」 昼過ぎに三鷹駅から玉川上水沿いの「風の散歩道」をジブリ美術館方面に歩いた。 美術館への入場時刻まで余裕があったので、途中で「山本有三記念館」を訪問した。 
              もともとあった山本先生の大きな欧州風の家を記念館にしてある。 面白いと思ったのは家の中に和室があったということだった。 このように西洋と日本の文化を融合した建築物はオーストラリアにはまず無い。珍しいものが見られたので、訪問してよかったと思った。
 
  「三鷹の森ジブリ美術館」 スタジオジブリの作品はオーストラリアでも有名である。 新聞記事などはスタジオジブリを「アジアのディズニー」と呼ぶこともある。 このため、ジブリ美術館を訪問するのはとても楽しみだった。
 外から見たジブリ美術館はとてもユニークである。 「風の谷のナウシカ」に描かれている建物に似ていて、まるで映画の中に入ったような感覚を覚えた。
 
  美術館の中にはスタジオジブリの作品に関連する様々な物が展示されていた。 
            又、アニメ作りの作業を説明するセクションなどがあり、勉強にもなった。 美術館内は映画の登場人物が描かれたステンドグラスから「天空の城ラピュタ」のシンボルが彫られたドアノブまで、大変こだわった造りだった。 
            美術館は全体的に面白かったが、屋上にある大きなロボット象が特に印象的だった。「星を買った日」と題した短編映画を、中の小さい映画館で観られたのも楽しかった。 
 
  アニメ好きなオーストラリア人観光客にとって、ジブリ美術館は必ず楽しめる場所だろう。 
            又、アニメは近年日本文化を代表する物として西洋で知られている。 この日本独自の文化について学びたい観光客にとってもジブリ美術館は魅力的だろう。 ジブリ美術館を訪問し、日本人がアニメに対して深い愛着を持っていることを改めて実感した。 オーストラリアでは「アニメは子供の物」というイメージが強いが、美術館内は大人も楽しめるアトラクションが多かった。 
            日本人はアニメ作品を「美術」だと認め、国の文化として誇りを持っているということは客を見ていれば分かる。 つまり、ジブリ美術館で日本のアニメ文化の素晴らしさ、そしてアニメの幅広いアピールを見つけることができたのである。
 の頭公園&吉祥寺
 ジブリ美術館訪問後、井の頭公園内を歩き、吉祥寺駅へ向かった。春の井の頭公園は緑があふれていて、とても奇麗だった。 東京のように混雑している都会の中にも、このような自然と触れ合える広い場所があるのは良いことだと思った。
 
  吉祥寺は学生や芸術家の町として知られているが、そのためか駅の近辺にはユニークな店が多い。 
            休憩をした喫茶店「Donatello's」では店で飼われていると思われる猫が当然のように、店内客用の椅子で寝ていた。 窓から公園も見え、なごやかないい店だった。 
            駅の北側にはハーモニカ横丁、サン・ロード、中道がある。 居酒屋、洋服店、食品類の店などが入り混じっていてとてもにぎやかな町だった。 
            特徴は基本的にどの店も商品が安いことである。 一般的にオーストラリア人は、アジアは物価が安いのに、日本だけはとても高いと考えている。 
            しかし、吉祥寺は雰囲気が楽しい上、何でも意外と安く買えるので、オーストラリア人観光客は喜ぶだろう。 又、駅の北東には「Bondi Books」というオーストラリア人が経営している英語の古本屋がある。 
            小さい店だが品揃えは良いし、本も一冊¥500ぐらいで買える。 英語の小説が安く買えた上、久しぶりにオーストラリア訛りの英語が聞けて嬉しかった。  最後に 吉祥寺は東京都内から遠く、行きにくい場所だと言うイメージがあったので、観光には向いていないかもしれないと当初は思った。しかし、渋谷から16分、新宿から15分なので、意外と東京の繁華街に近い。この事実も吉祥寺・三鷹の街を魅力的にする。
 もう一点、当初のイメージと違っていたのはジブリ美術館の内部である。テーマパーク的に映画の登場人物の衣装を着ているスタッフなどの、子供受けするアトラクションが多いのだろうと勘違いをしていた。実際は上でも述べたようにアニメ作りの解説などがあり、正に「美術館」であった。ジブリ美術館の最大の長所は、大人も子供も楽しめるということだと思う。
 三鷹・吉祥寺近辺にはジブリ美術館をはじめ、様々な楽しめる地点がある。友人や家族が来日した際には、ぜひとも紹介したい東京の街である。
 以上
 
 編集後記
 
 新緑や 深く大きく 深呼吸 (TN)
 
 風の散歩道、井の頭公園で緑のひと時を味わうと、気分転換のみならず発想力を高めることもできます。新宿から20分程度の近さですので、たまには公園でのブレインストーミングもいいかもしれません。(HN)
 
 三鷹駅あたりの「上水」の雰囲気は自然に溢れ、約350年前、羽村から四谷まで40キロ以上の距離を開削した玉川兄弟のエネルギー(石垣等)を思い起こさせる跡はありません。自然の中にある小川です。そういえば、もうすぐ桜桃忌を迎えます。かつて太宰が入水した暗いイメージのある場所は、今は「風の散歩道」という綺麗な名前でジブリの森への起点近くにあります。 
            (M.S)
 
 
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