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東京の小旅行 -武蔵小山商店街、戸越銀座
トリン・テレサ
研修生のために、東京の二つの有名な商店街をおとずれる小旅行が計画された。
武蔵小山駅をでて5分歩くと、東京都立小山台高等学校に着いた。
その時は、あいにく工事中だったので、高校の建物と運動場をはっきり見ることができなかった。でも、学校の白い建物と広い運動場をちらりと見たら、私の高校を思い出し、「もう一度、学生になれれば、いいなあ」と思った。でも、たぶん一日だけで十分だと思う。
小山台高校を訪れた後、皆で最初に武蔵小山と言う商店街を歩いた。 商店街の方に歩きながら、その辺はあまり人がいないことに気付き、とてもびっくりした。東京の人込みばかりを歩いていたので、ぶつからないでゆっくり歩けるのは本当に楽しかった。
武蔵小山商店街へ近づくと、私たちの方へおいしい食べ物の香りがただよってきた。入り口に着くとたくさんの飲食店と飲食店に勤める人がいろいろな食べ物(例えば、やきとり、ぎょうざ等)を造っているのが見えた。
入り口から、アーケードのトンネルが二つに分かれて、それぞれ高いガラス天井にカバーされていた。かなりの人がアーケードで買い物をしていたが、込みあっている感じではなかった。
最初、右アーケードのトンネルを探検したが、100円ショップ、薬局、果物と野菜のお店、花屋、日本らしい小物のお店、ゲームセンター、レストラン、カフェ、特産品のお店のような、いろいろなお店を見ることができた。もっと奥の深い左アーケードのトンネルには、右アーケードのトンネルと同様のお店が並んでいた。お店の品の値段にちょっとびっくりした。私が以前いった東京のスーパーより、商店街の日用品は、食べ物、電気製品、花、果物と野菜、薬など、すべて安かった。これらの品を少し買いたい誘惑にかられた。武蔵小山商店街には値段の安いお店がたくさんあるし、買い物するには、とてもお得な場所だとおもう。特に地元の人には。
武蔵小山商店街から出て、次に東京の有名な商店街戸越銀座に行った。武蔵小山商店街の雰囲気もよかったが、戸越銀座にはもっと本物の感じがあった。
かざりのない戸越銀座の銀色のサインを見てから、商店街に足をふみいれた。そのめだたないサインからは近くに一キロ以上商店街があるとは想像できなかった。
戸越銀座の最初の方はとても静かだった。あまり買い物をしている人を見かけなかった。しかし、戸越銀座の中心に行くと、雰囲気はもっと賑やかになった。戸越銀座ではゆっくり散歩ができ、いろいろな物を見ることができ、楽しかった。
武蔵小山商店街と同様に、果物、野菜、日本のおかしとおせんべい、花、肉、魚などを売るたくさんお店があった。又、薬局、小さなブティック、床屋、ビューティーサロンもあった。
戸越銀座の最後に古風な牛乳だけを売るお店があった。牛乳屋のおかみさんはお店の外に立って、氷で冷やされたあっさりした味わいのミルクを小さな瓶にいれ売っていた。ミルクだけを売るお店が見つかって、びっくりした。私の印象では、ミルクはいつも冷蔵庫で冷やされ、普通はスーパーあるいは様々の飲食店で売られる物と思っていた。
又、戸越銀座の両側に緑の金属の街灯がある。その街灯は古くて、本物の感じを与えていた。買い物をする人のために、アウトドアオーディオスピーカーがいつもさまざまのクラシック音楽を流していた。
さらに、商店街を横切る戸越銀座駅と鉄道はこの辺のクラッシックな雰囲気をいっそう強めていた。これらの要素が一緒になって、この商店街は東京にいることを忘れさせてくれる。
二つの商店街を訪れ、東京にはいろいろ違う買い物体験ができる場所があることがわかった。スーパーやデパートのあわただしい買い物より、商店街での買い物体験は、よりゆっくりとしたペースで買い物ができて、もっと面白く、楽しい。
普通のショッピングセンターより、混雑していなく、手ごろな値段の品物があり、武蔵小山商店街と戸越銀座は訪れる価値がある所だと思う。
以上
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