JAL Scholarship 2015 JAL Scholarship Program Report

テーマ:

見つめよう!アジアの中のニッポン

~スカラーが考えるアジアとニッポンの化学反応~

開催期間:
2015年6月29日~7月21日
参加者:
今期2015年度のJALスカラシッププログラムには、オーストラリア、北京、広州、大連、天津、香港、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台北、高雄、ホーチミン、ハノイ、インド、タイ、カンボジア、ラオスの国/地域から選出された24名が参加しました。

スケジュール

6月29日 各地より来日
6月30日 オープニングセミナー①
7月1日 オープニングセミナー②
7月2日 フィールドワーク
7月3日 鉄道博物館等見学 ※
7月4日 自由行動  夕方 羽田空港⇒小松空港へ
7月5日 能登半島フィールドトリップ
7月6日 能登半島より戻り白山自然観察 ハイク体験等
7月7日 白山より金沢へ移動 午後:出し物練習
7月8日 金沢市フィールドスタディー 日本文化体験等 ※
7月9日 講演 フィールドワーク
7月10日 アジアフォーラム準備 グループワーク
7月11日 アジアフォーラムin石川、 国際交流まつり  石川地区ホームステイ対面式
7月12日 石川地区ホームステイ
7月13日 午前:石川地区ホームステイより戻り 羽田工場見学
7月14日 クロージングセミナー①
7月15日 クロージングセミナー② 午後フィールドワーク
7月16日 鎌倉フィールドトリップ
7月17日 クロージングセミナー③(翌日シンポジウム準備)
7月18日 公開制シンポジウム、ホストファミリー宅へ
7月19日 東京地区ホームステイ
7月20日 東京地区ホームステイ 夕:修了式/フェアウェルパーティー
7月21日 帰国
  • 7月2日の鉄道博物館見学は「公益財団法人東日本鉄道文化財団」の企画になります。
  • 7月8日~13日の日程は「アジアフォーラムin石川実行委員会」との共催になります。

プログラム内容

キーノートスピーチ

元上智大学教授の橋場 義之先生による基調講演では、「文化交流とメディア 〜融合・アイデンティティ・相互理解」というテーマで、インターネットの普及がマスメディアに及ぼした影響や日本とアジアとの文化交流に関して、米、着物、神社等を例にあげ、解りやすく解説していただきました。

学生セッション(オープニングセミナー)

総勢14名の日本人学生も加わり、発表を準備するにあたり5つのグループ内で、今回のプログラム期間中にどこに重点を置いて調査していきたいか、アジアのニッポンの化学反応について議論し、スカラー一人一人が発表の方向性を定めました。

アイセック・ジャパン東京大学委員会企画

今年は2つのグループに分かれ東京大学キャンパスツアーをクイズ形式で行いました。赤門、安田講堂や三四郎池などを見学し、その後書道体験を行いました。また今年のテーマ「アジアとニッポンの化学反応」に関して東大生を交えた討論会を行いました。

鉄道博物館見学

7月3日(金曜日)東日本鉄道文化財団の案内で埼玉県さいたま市にある「鉄道博物館」を見学しました。鉄道博物館では解説付きで館内を案内してもらったり、運転士体験をしたり、解説付きのジオラマを見たり、C57蒸気機関車の説明を受けたり、昼食に駅弁などを食べたりと盛りだくさんの内容で、スカーたちにとってとても充実した一日になりました。

あばれ祭り参加

7月4日、能登半島、宇出津(ウシツ)でスカラーたちは、豪快な「あばれ祭り」を体験しました。夕刻、神輿に火をつけ、海に投げ込み、たたきつけるという迫力溢れるシーンを見学、スカラー達は、はらはらのし通しでした。夕食後は、美しいキリコ(巨大な御神燈)を鑑賞。特別に触れさせてもらうこともでき、キリコに乗った子供たちと記念撮影。最後は夜店のそぞろ歩きを楽しみ、思い出に残る一夜を終えました。

能登半島文化体験

7月5日、朝大型バスに乗り込み奥能登の文化を体験する1Dayツアーが始まりました。最初に「のと海洋ふれあいセンター」を訪れ、能登の美しいリアス式海岸を背に記念撮影を行いました。次にNHK朝の連続テレビ小説「まれ」の放映で多くの人たちで賑わう輪島へ移動し、輪島塗をはじめとして、新鮮な魚介や野菜が販売される様子を見学しました。その後、昼食をはさんで輪島千枚田を見学した後、軍艦島とも呼ばれる見附島を訪れ一日を終えました。

白山市プログラム

スカラーは、白山市の雄大な自然を見学したのち、日本の伝統食でもある「そば」作りに挑戦しました。また俳句の創作方法に関する講習を受けた後、日本語を用いての俳句の創作に挑戦しました。

アジアフォーラムin石川

今年も去年に続き、「石川、金沢の魅力を探る」をテーマに、金沢市観光、日本文化体験、フィールドワーク、講義、グループディスカッ ションが行われました。スカラーは、最終日の公開シンポジウム「2015アジアフォーラムin石川」でその成果を披露、地元石川の日本人学生もこれに加わり、主体的役割を果たしました。
アジアフォーラムin石川総合コーディネーター:金沢大学/金沢学院大学 講師 川畑松晴氏

国際交流まつり

ホストファミリー、石川県学生、スカラー、石川県の方々との交流の場として「アジアフォーラムin石川」の後に開催されました。地元の和太鼓チームによる 和太鼓演奏や、民族衣装を着用したスカラーたちによる上がり、地元 の人々と外国人スカラーとの親睦が深められました。

学生セッション(クロージングセミナー・公開発表会)

7月18日土曜日午後外国人スカラーによる公開シンポジウムが開催されました。シンポジウムには、大学生や、ホストファミリー、社会人など多くご来場いただきました。前半のセミナーやプログラム期間中に日本各地で得た様々な知識や経験を踏まえたうえで、スカラー達がJALスカラシッププログラムを通して学び考えたことを、日本語で、日本人に発表し伝えました。

ホームステイ

日本人の生活習慣や行動様式などを体験し、日本に対する理解を深めることを目的とするプログラムです。今回、石川では17のボランティア家族により、また 東京では24のJALグループの社員及びOG/OBの家族等により、ホストファミリーとしてのご協力をいただきました。

修了式、フェアウエルパーティ(2015年7月20日)

3週間の密な時間を共に過ごした2015JALスカラーたちは7月20日の夕方、野村不動産天王洲ビル ウィングホールにて修了式・フェアウェルパーティーに参加しました。これはスカラー達にとって日本での最後のイベントであり、式にはJAL財団理事長の大西賢氏をはじめ、ホストファミリー、東京プログラムに参加した日本人学生たち、JAL財団の関係者などが参加しました。スカラーたちは理事長から修了証書を手渡され、記念撮影が行われた後、2015JALスカラシッププログラムの振り返りビデオを見て、一人ひとりのスピーチを聞き、涙を流し、別れを惜しみ、再会を誓いました。

主催:
公益財団法人JAL財団
協力:
アジアフォーラムin石川実行委員会、公益財団法人東日本鉄道文化財団
特定非営利活動法人アイセック・ジャパン東京大学委員会、国際交流基金
後援:
国土交通省、外務省、文部科学省、石川県、金沢市、白山市
協賛:
日本航空株式会社
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