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活動紹介:地球人育成プログラム 外国人学生に対する研修プログラム
JAL機内食工場見学ハノイ貿易大学 レー ティ フオン クイ
日本は食品衛生管理を非常に重視する国として知られている。この評判は、私が11月8日にJALロイヤルケータリング株式会社の羽田機内食工場を見学した際に確認できた。その機会を通じて、JALの機内食の生産プロセスを観察し、その徹底的な衛生管理と高品質な基準が守られていることを実感した。
機内食の衛生管理が特に重要な理由は、飛行中にお客様が食中毒になると、お医者さんがいないし、直ぐに病院に通えないためである。そこで、当日の工場への出入りから始まり、すべての段階で厳格な衛生管理が確保されていることを実感した。
最初に、食材の加工エリアに入る前に、私たちは簡易な防護服に着替えて帽子、マスク、手袋を併せて着用した。すると、外から見えるのは目の部分だけという厳重な状態になった。通常、従業員は1枚の手袋を使用するが、手に傷がある場合は追加の保護のためにもう1枚の手袋、つまり2重に手袋を着用することを担当者から教えていただいた。
その後、エアシャワーと粘着ローラーで埃を取り、また手洗いをするなどの衛生確保作業が、定められた時間行われるよう決められている。さらに、従業員の保持菌検査として、定期的に腸内検査などが実施されている。工場には多くの海外出身の従業員さんもいるため、きちんと各国の言語の案内も掲示されている。
これらの対策は、異物混入や菌類の侵入を最小限に抑え、食品の品質と安全性を確保するための重要な措置となっている。同時に、従業員に対して衛生ルールの教育がしっかりと行われていることが感じられた。
衛生準備が整った後、私たちは食材の加工エリアに入り、機内食の製造工程全体を見学した。このプロセスは、食材の購入から、保存、調理、盛り付け、搬入カートへの収納、航空機内への搭載、食器類の返却、そして食器の洗浄という流れだった。
お客様が飛行機に搭乗する際に安全で高品質な機内食を提供するためには、品質が高い食材の選択とか、食材の保存と調理における温度管理など、すべての工程が厳格で高品質な基準に従っている。
また、大量の機内食を生産するために、手作業だけでなく多くのプロセスが機械化されていることに気付いた。その中で、金属片が混じっていないか検査する装置や、搬入カートを洗うための大きな食洗機など初めて見る機械にびっくりした。これらの機械類によって、大量の食事を短時間で効率的に製造できる仕組みが整っていることが印象的だった。
さらに、工場が環境に対する取り組みに力を入れていることに深い感銘を受けた。機内食の調理過程で排出される食材を、肥料に変える機械を目にした。この取り組みのおかげで、フードロスを削減するだけでなく、農家にとって有益な肥料を提供することができる。また、この肥料を使って工場で使用する高品質な食材を栽培する可能性があるという持続可能な循環について考えると、賢明で素晴らしいアイデアだと思えた。
この機内食工場の見学を通じて、工場の衛生管理の厳格さや機械化や環境への取り組みなど、より高品質なサービスを提供するための姿勢がよく感じられた。機内食製造の背後にある手間や工程の複雑さも実感し、機内食の新たな価値と、それを作っている人への深い感謝の気持ちが生まれた。機内食は航空便の重要な要素のひとつとして、多くの人々の尽力と協力によって提供されていることを再認識した。本当に興味深く、かけがえのない体験だった。