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羽田国際高等学校での国際交流会レポートハノイ貿易大学 グエン・ティ・タン・ホン

11月11日に羽田国際高等学校の生徒たちとの国際交流会に参加させていただいた。羽田国際高等学校では、日本の高校の雰囲気をより明確に感じることができ、華道と茶道の日本の伝統的な文化の授業に参加する機会を得ることができた。

羽田国際高等学校は1941年に蒲田高等女学校として創立され、2024年度に共学化し、羽田国際高等学校を開校した。初対面にもかかわらず、生徒たちや担当の先生には温かく歓迎いただき、大変ありがたく感じた。

まず、3年生と一緒に体育のテニスの授業に参加させていただいた。初めてのテニスだったので、他の生徒に迷惑をかけないか少し心配であった。しかし、非常にオープンで積極的な生徒たちとチームを組み、熱心にサポートしてくださったおかげで、テニスの授業に楽しく参加することができた。

また、2年生と一緒に華道の授業にも参加させていただいた。授業の始まりや終りの際、「ごきげんよう」という面白いあいさつが勉強になった。生け花では、茎の長さを調節するときのハサミ、盛花を生けるときの水盤や花材を固定させるための剣山という専用の道具が必要である。ハサミの持ち方から、剣山に花材を刺して固定する方法まで優しく指導していただいた。

生け花を活ける際、一つ注意しなければならないのは、花皿の正面を見たときに、全ての花がはっきりと見えるように花を並べるということだ。また、花や葉っぱが剣山の中心部から周りに広がるようにするという。初めて華道教室に参加したが、生け花についていろいろ勉強になったし、生徒たちとしゃべる機会もあったので、本当に楽しかった。

茶道部では、2年生の部長と3年生の引退した元部長と一緒に部活動に参加させていただいた。一年生から習い始め、茶道に触れてきた生徒たちは、お茶を点てるときのルールにかなり習熟しているように見えた。茶道に習熟している人には、落ち着いた姿勢を感じた。

茶道には3つの流派が存在しているが、今回は裏千家流のお茶の点て方を体験させていただいた。それぞれの流派は歩みの進め方、お辞儀や座り方などの所作、ふくさ、茶道具、お茶の点て方、いただくお菓子で区別される。

裏千家では白竹で作られた茶筅を使用してお茶を点てる。点てたお茶を楽しむ前に和菓子をいただくのは、茶道文化の典型的な特徴である。

また、お茶を楽しむときにも、守らなければならない礼儀作法がある。それは、お茶を楽しむ前に、左手で茶碗を持ち、右手で茶碗を2回転させてからいただくという作法だ。さらに、茶碗を持つとき、茶碗の正面、すなわち目立った柄が描かれた面を自分が見えないようにしなければならない。日本の茶道文化の細部へのこだわりを実感することができた。

お茶が大好きな私は、お茶を点て、和菓子と一緒に楽しむという体験に参加することができ、とても嬉しかった。さらに、日本の伝統的な浴衣を着せていただいたり、浴衣のたたみ方も教えてくださり、素晴らしい体験を得ることができた。

羽田国際高校での交流会は、私にとって日本の伝統文化に触れる機会であると同時に、生徒や先生方に母国ベトナムを紹介する機会でもあった。

外国人に、ベトナムについて何を知っているかと尋ねると、ベトナム戦争や、ベトナムの代表的な料理であるフォーとバインミーという答えがよく返ってくる。

しかし、ベトナムには美しい景色や多様な料理などがまだたくさんある。そのため、生徒たちにベトナムのことをもっと知っていただき、そこからベトナムを好きになっていただけばよいと思った。限られた時間で、ベトナムの地理、気候、人口、食べ物、魅力的な観光地などの基本的な情報を紹介することができた。

また、ベトナム旅行をする際、このような言葉を知っていたら地元の人たちが嬉しく思うベトナム語も生徒たちに紹介した。

スピーチの後、私が紹介したベトナムの情報を覚えていただくために、生徒たちとクイズ形式のゲームを行った。生徒たちがゲームに熱心に答えてくれたことがとても嬉しかった。

さらに、生徒たちは、若者の間で最近流行っているスラングも教えてくれた。例えば、「やばい」は本来の否定的な意味の他に、「やばい、この料理めっちゃおいしい」といった非常に肯定的な褒め言葉としても使われている。

先生と生徒たちが当日の交流会のための準備をしてくださったことに心から感謝している。例えば、ベトナムの紹介の際には、生徒からも歓迎やお礼のスピーチをいただくなど、とても入念に準備していただいた。特に、私の参加にいつも熱意を示してくださったので、非常にありがたかった。まだ高校生であるにもかかわらず、生徒たちの準備や接遇における真摯な姿勢は、心に深い印象を残している。

今回の交流会のおかげで、生徒たちにベトナムのことを紹介する機会を得ることができたと同時に、同校では日本の伝統的な文化である華道と茶道の教室にも参加することができた。日本の高校の雰囲気を実感することができ、生徒たちの前向きで元気な姿勢も見ることができた。短い時間ではあったが、本当に楽しく過ごさせていただいた。

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