活動紹介:地球人育成プログラム 外国人学生に対する研修プログラム

2025JAL折り紙ヒコーキ教室レポートインドネシア大学 アシラ・ムティア・リスキー

毎年、経済産業省は夏休み期間中に二日間にわたり「こどもデー」を開催しています。「こどもデー」のイベントでは、日本国内のさまざまな企業が招待され、子どもたちが参加できるアクティビティのブースが設置されます。その中で、日本航空(JAL)は毎年「JAL折り紙ヒコーキ教室」というイベントを実施し、こどもデーに参加しています。

教室の中では、JAL社員が子どもたちにJALの特別な折り紙で紙飛行機の折り方を教え、完成した紙飛行機を「的入れゲーム」で実際に飛ばして楽しむことができます。特に人気があるのは、長い距離を飛べる「イカひこうき」という折り紙飛行機であり、その他にも「スカイキング」というグルグル回る折り紙飛行機の種類を紹介しました。

これまで数年間にわたり「JAL折り紙ヒコーキ教室」は、こどもデーの中でも人気なブースの一つとなり、毎年約1,000名のお客さまに教室にお越しいただいています。

今年私は「JAL折り紙ヒコーキ教室」に参加する機会をいただきました。2025年8月6日と7日の二日間、東京霞ヶ関の経済産業省本館と別館で開催され、JALのさまざまな部署からの社員が参加しました。参加した社員は、グランドスタッフ、整備士、客室乗務員、またJALスカイミュージアムの機体工場見学ガイドの方などです。それぞれが子どもたちに折り紙飛行機の折り方を教えながら、日本航空の魅力についても伝えていました。

初日は、経済産業省のビルへ向かう道中から非常に緊張していました。集合時間よりも一時間早く霞ヶ関駅に到着し、集合場所で待機していました。しばらくすると、「JAL折り紙ヒコーキ教室」のボランティアの皆さんも続々と集まり始めました。全員が集まったところで、私たちは二階にある教室会場へ移動しました。会場に到着後、まずはスタッフによるブリーフィングが行われ、それぞれの自己紹介がありました。その後、JALのバナーを掛け、「的入れゲーム」のセットを組み立て、お客さまと一緒に折り紙をするために、机や椅子を並べるなどして、活動の準備をしました。

役割分担は、子どもたちに折り紙飛行機の折り方を教える係、「的入れゲーム」で遊ぶ子どもたちを見守る係、一階と二階でお客さまを案内する係、会場入口での整列を管理する係、そして受け付けでお客さまを迎える係に分かれていました。

午前10時ちょうどにイベントが開始されました。5分、10分ほどで、すでに何組かのお客さまが列を作り、教室の中に入って来ていただきました。

私の最初のシフトは、一階でお客さまの呼び込みと案内を担当することでした。JALのロゴとミャクミャクの絵が描かれた紙飛行機と、色とりどりの大きなフラフープにJAL折り紙ヒコーキ教室のチラシを飾り付けたものを持ちながら、イベントの情報をお客さまに伝えました。子どもたちは私が持っていた紙飛行機を見てとても興奮し、「今日、折り紙ヒコーキ作りたい!」と嬉しそうに話していただきました。その後、他のボランティアと一緒に休憩を取り、昼食を食べました。休憩時間には、他の企業のブースを見学する機会もありました。

休憩の後は、「的入れゲーム」で子どもたちが紙飛行機を飛ばす様子を見守りました。このゲームでは、子どもたちが2回ずつ飛行機を飛ばすチャンスがあり、100ポイントの的に入れることができた子どもには、JAL財団の「世界こどもハイクコンテスト」から、世界中の子どもたちが作った絵はがきか、JALが使用しているいくつかの飛行機(787やA350など)が描かれたシールを選んで受け取ることができました。私にとっては100ポイントの的に飛行機を入れるのはとても難しいと思いましたが、子どもたちの中には簡単に成功する子も多く、その姿に大変感心しました。

その後、私は2、3時間にわたり子どもたちに「イカひこうき」の折り方を教えました。子どもに折り紙を教えるのは初めての経験だったため、とても緊張しました。子どもたちが工程を理解できるようにできるだけ分かりやすく説明することに一生懸命注力しました。また、少しでも良い説明ができるように、事前に折り紙に関する言葉を勉強し、当日は他のボランティアの方の教え方を観察して学びました。説明に困った時には、周りのボランティアが優しくサポートしてくださり、とても助かりました。

一日目のイベントが終了した時、最後に全員で記念写真を撮り、その日の振り返りで締めくくりました。ボランティア一人ひとりがその日の感想や学んだことを共有し、翌日の折り紙ヒコーキ教室をより良くするために改善点についても話し合いました。その日は5分から10分ほどの待ち時間がありましたので、翌日はお客さまの入場がよりスムーズに進むよう、ボランティアの皆さんは入場の流れを工夫したいと考えました。

後列右から二人目が筆者

翌日、私は再び経済産業省の建物を訪れましたが、やはり今回も大変感銘を受けました。前日と同じように、イベント会場へ移動する前に待合室で他のボランティアの皆さんと自己紹介と挨拶をしました。この日は前日よりも多くのボランティアが参加し、特に整備本部や機体工場見学のガイドの方々が多く来てくださいました。

イベントの開始前には、前日と同じくブリーフィングとボランティア同士の自己紹介が行われ、午前10時にその日の折り紙ヒコーキ教室が始まりました。

この日の会場は、受け付けの机にさまざまな折り紙ヒコーキの種類が飾られていたため、より華やかな雰囲気に包まれていました。さらに、教室内ではBGMも流れて、お客さまが入室すると、子どもたちは受け付けに並べられたいろいろな折り紙ヒコーキを見て目を輝かせ、とても感動している様子でした。

私の最初のシフトは、二階のエレベーター前でお客さまを案内することでした。ここでは他の階への行き方を質問されることもあり、その対応を通して案内の仕方を学ぶことができました。一時間ほど二階で案内を担当した後、他のボランティアと一緒に昼食を取りました。昼食の時に、他のボランティアと話して、いろいろな部署について学ぶことができました。その後、また他の企業ブースを見学し、日本で初めて見た技術について学ぶことができ、とても嬉しく感じました。

午後は教室に戻り、「的入れゲーム」の場所を担当しました。この日はたくさんの海外からのお客さまもお越しいただき、折り紙飛行機を折ったり飛ばしたりすることに大変意欲的でした。特に、100ポイントの的に飛行機を入れようと繰り返し挑戦する子どもたちの姿が印象的で、その楽しそうな様子を見て、私も嬉しくなりました。その後、受け付けの担当になり、お客さまの人数を記録しました。この日は前日よりもさらに多くのお客さまが来て、教室は常に満席の状態でした。一つの机に子どもとご両親を合わせて約7名が座るほどの盛況でした。続いて、教室前で入場待ちの列を整理する役割を担当しました。本日はお客さまが多かったため、およそ10分ほどの待ち時間が避けられませんでしたが、お客さまは楽しみにしながら順番を待ってくださいました。

最後のシフトでは、子どもたちに「イカひこうき」の折り方を教えました。二日間を通して他のボランティアの方々に助けていただいたおかげで、この日はより自信を持って指導することができました。また、子どもたちが理解しやすい日本語の語彙も新たに学ぶことができました。これで二日間の活動が終了しました。最後には、その日の振り返りと活動全体を通しての感想を共有し、全員で記念写真を撮影しました。その後、会場を片付けて解散となりました。

今年の経済産業省での折り紙ヒコーキ教室は無事に終了しました。来場者はおよそ1,000名にのぼりました。今年使用した折り紙は、昨年より特別なもので、日本航空(JAL)のロゴと大阪・関西万博2025の公式キャラクター「ミャクミャク」のデザインが施されていました。このこともあり、子どもたちはより意欲的に活動に参加していたように思います。JALとミャクミャクのコラボレーションは子どもたちに大変好評でした。初日に私が一階でミャクミャクの絵が描かれた紙飛行機を見せた時の、子どもたちの明るい笑顔は忘れられないと思います。

日本で子どもたちと一緒に活動するのは今回が初めてでしたが、「折り紙ヒコーキ教室」での二日間は本当に楽しく、充実した時間でした。JALがこのような楽しいイベントを通じて子どもたちに夢や憧れを与えている姿に深く感銘を受けました。この活動を通じて、参加した子どもたちの中には、飛行機にさらに興味を持ったり、パイロットになりたいという新しい夢を持ち始めた子どもたちも少なくないと思います。また、私にとっても、日本語でのコミュニケーション能力を磨く貴重な機会となりました。大人から子どもまで幅広いお客さまと接することで、フォーマルな日本語での対応に少しずつ慣れることができたと感じています。

さらに、このプログラムを通じて、JALの社員の皆さんが一つになって、楽しく活動している姿に感動しました。さまざまな部署の社員の方々とお話しする機会をいただき、JALの多様な業務について知見を広げることができました。最初は、他のボランティアの方々とうまくコミュニケーションを取れるか不安でしたが、皆さんが温かく迎えてくださり、困った時にはいつも親切に助けてくださったおかげで、安心して活動に取り組むことができました。このプログラムを通じて築いたつながりが、今後も継続していくことを心から願っています。

最後に、このような貴重な機会を与えてくださったJAL財団、そしてJAL折り紙ヒコーキ教室のスタッフ・ボランティアの皆さまに深く感謝申し上げます。この経験は、私にとって一生忘れられない経験となりました。

To PageTop